コバエを発生させない
コバエの駆除も重要ですが、やはりコバエが発生しないための対策も当然必要です。見た目が不快であることもありますが、植物や糞尿にたかるので、食品工場や飲食店にとっては深刻な被害の危険性もあります。もちろん一般家庭でも、ちらちらするコバエは非常にうっとうしい存在です。
コバエの発生を防ぐ方法ですが、まずは「生ごみを放置しない」ことです。ショウジョウバエは、生ごみのにおいに誘われて家の中に入ってきて卵を産み付けます。卵は、9日程度であっという間に成虫へと成長します。従って9日以上生ごみを放置していると、一気にショウジョウバエが発生するのです。
ごみ箱自体に卵が産みつけられることもあるので、ごみ箱も定期的に洗うようにしましょう。そしてごみ箱にフタをつけるとより安心できます。
使用済みの食器もすぐに片付けましょう。使用済みの食器は、食べ物のカス、ショウジョウバエが特に好む調味料のにおいがついているので、放置せず即洗って片付けてください。
三角コーナーも危険です。キッチンにある三角コーナーにはフタがありませんし、しばしば放置されることもあるので、ショウジョウバエが増えやすい場所だとされています。最近はその都度捨てられるタイプの生ごみ入れもあるので、三角コーナーはあえて使用しないというのもいい手段です。三角コーナーを使用する場合は、マメにごみを捨て、熱湯で消毒しましょう。
お酒の缶、ビンも危険です。アルコールのにおいは、ショウジョウバエが好むにおいだとされています。アルコールの入った缶、ビンをそのまま放置しないようにしましょう。
ノミバエも、ショウジョウバエ同様に、生ごみを放置しない、ごみ箱にはフタをつける、使用済みの食器はすぐ片付ける、三角コーナーの熱湯消毒という対策がお勧めです。